都会で育った自分が、あるYouTube番組をきっかけに「猟師」という生き方に惹かれた話。
子どものころからスーパーやコンビニが近く、学校も家から数分――そんな暮らしをしてきた自分にとって、山暮らしや狩猟はまるで別世界の話なのですが、ビジネスの世界に入ってみると、周りのみんなが想像以上に強く見え、年は自分の方が上でも、ここ一番の覚悟や突き抜けたタフさが足りない気がして自分に焦りを感じることがしばしばあります。
そんなときに見た猟師の番組。彼らの仕事は単純に「獲る」ことではなく、自然を読む力、孤独に耐える力、そして何より「命」と直接向き合う覚悟がある。
獲物を前にして冷静でいること、命や時間を無駄にしない倫理観――その一つ一つが、僕の心の中にぐっと響きました。
都会での生活は便利で安全。リスクと隣り合わせで生きる猟師の姿は、自分の普段の選択と比べると刺激的だし、どこか羨ましい。
もちろん「実際にできるか?」と聞かれれば答えはわからない。
罠を仕掛けること、ナイフで締めること――考えるだけで怖さもある。
でも不思議と、「いざとなればできるかもしれない」と思う自分もいる。
僕が惹かれているのは単にワイルドさや格好良さではない。
猟師が持っている「静かな強さ」だ。
派手さはないけれど、必要なときに動じない冷静さ、責任を取る姿勢、命を敬う倫理。
これらは写真の現場でも、ビジネスの現場でも役に立つ要素だと思う。
だからといって今すぐ山に入るつもりはないけれど、猟師のメンタリティから学べることは多い。例えば
- 決断の瞬間に深呼吸して落ち着く習慣を作る
- 「無駄にしない」マインドを仕事に取り入れる(時間も素材も含めて)
- 一人の時間を作って、自分と向き合う練習をする
最後に正直なところを書くと、挑戦そのものに恐怖があるのは当たり前だと思ってる。
怖さがあるから覚悟が必要になるし、覚悟があるから「できる自分」が育つ。
罠やナイフの話はフィジカルな挑戦だけど、その裏にあるメンタルの鍛錬は都会暮らしの僕にも手の届くものと思う。