最近、手話サークルへ行く道中に、いつも気になる場所があります。
それは、とあるボクシングジム。何気なく前を通るたびに、心の中で「ちょっと気になるな…」という感情が大きくなってきました。
ただ見るだけじゃなくて、どうやら「自分もやってみたい」という気持ちになっているようです。
正直に言えば、50歳を過ぎた今、視力も裸眼ではほとんど見えません。
だからこそなのか、今さらボクシング?なんて声も聞こえてきそうですが、自分の中では少し違う感覚があります。
ボクシングは、ただ強くなるためのものではなく、「勇気」を鍛える場所のような気がしています。
リングに上がるという行為自体、ものすごく勇気がいることですよね。
この先の人生でも、いろんな「勇気」が試される場面があると思います。
そんなとき、格闘技を通して「自分はきっと負けない」って思えるような、そんな土台を持っていたいのかもしれません。
もちろん、誰かを倒したいとか、戦いたいとかいう話ではありません。
自分の中のイメージとして、「簡単には負けない」という自信――それがとても大事に思えるのです。
写真の仕事でも、手話の活動でも、目の前の人としっかり向き合うには“構え”が必要です。
ボクシングのような格闘技には、その“構え”を養う力があるように思います。
幸い、家の近くにはいくつかボクシングジムがあります。
初心者歓迎のジムや、ミット打ちだけのトレーニングができるところもあるようなので、無理なく始められそうです。
もし「やってみよう」と思ったら、まずは体験から。
また新しい景色が見えるかもしれません。
この歳になって、興味を持てることがあるって、本当にありがたいなと思います。
やるかどうかはまだ決めていませんが、心が動くことに素直でいたいですね。