<No,0410>面の皮ではなく、魂の皮を厚くしたい

先日、偶然 YouTube である映像を見ました。
木の棒で鹿の頭を打ち、一発で気絶させ、ナイフで仕留めるシーン。

普段は穏やかで、僕と同じような感覚の人だと思っていた人が、
その瞬間だけ、顔つきが変わった。
その強さ、覚悟に、心が震えました。

普段の生活では、僕たちは肉を買うことに何も疑問を持たないし
スーパーで手に入る肉を当然と思って、口に運ぶ。
でも、その一瞬を目にしたとき、
「誰かがやってくれている命のやり取り」を自分も知りたい、
体験してみたいという気持ちが湧いてきました。

正直に言うと、怖い。
自分には無理かもしれない。
目も悪いし、山の中でやっていけるかもわからない。
ましてや、動物を手にかけるなんて、とても想像できない。
でも、それでも少し臆病な自分を超えて、現実に向き合ってみたいと思いました。

たぶん私が求めているのは、ただ図太くなることじゃない。
面の皮を厚くすることでもない。
逃げずに、恐れや迷いを抱えながらも、自分の心で現実を受け止めること。
それが、私にとっての「魂の皮を厚くする」ということなのだと思う。

命と向き合う体験を通して、少しずつ肝を据える。
それは、怖さや不安を消すことではなく、感じながらも、行動できる自分になること。
この道のりは遠いかもしれないけれど、チャレンジしてみたい