睡眠中に、久しぶりに「これは覚えておきたいな」と思う、はっきりとした夢を見た。
それは、歯をインプラントにする夢。
私は左の歯を上下ブリッジにしていて、それがずっと嫌で、いつかインプラントにしたいという願望がある。
ただ現実では、そこに使えるお金はなく、我慢している状態だ。
その願望が、今回はそのまま夢に出てきた。
上下30万円でできるという話で、「それなら」とお願いすることにした。
次に場面が変わり、インドを旅行している夢。
なぜか私は車を運転していて、橋を登っている途中だった。
その時、風景の中にピラミッドが見えた。
「え、なんでピラミッド?」と思ったけれど、
それはずいぶん遠くの方に、かすんで見えている状態だった。
インド、エジプト、場所の辻褄はまったく合っていない。
そのあと、「この先は日本人は入れないよ」と言われる。
渡航危険レベル4だから、と。
マリ共和国?ナイジェリア?
今どこにいるのか、ますます分からない。
そこで車を降り、
混とんとしたマーケットのような場所で買い物をしている。
不思議なことに、そこで日本人と会話していた。
この夢を、AIに分析してもらった。
夢の内容を振り返ってみる(分析)
この夢は、場面ごとに見るとかなり現実的で、今の自分の状態がそのまま反映されているように感じる。
歯をインプラントにする夢
歯の夢は、心理的には「生活基盤」「自信」「お金」「老い」などを象徴すると言われている。
今回の夢が特徴的なのは、
歯が抜ける、壊れる、といった不安の象徴ではなく、
「嫌だけど、現実的な条件で治療を決断している」点だ。
上下30万円という金額も、非現実的な数字ではない。
理想を叶えるために、今の自分が「出せる範囲」で折り合いをつけている。
これは、
完璧を求めて止まるより、
不完全でも前に進む選択をしている心理状態だと思う。
インドで車を運転している
次の場面では、インドという混沌とした場所で、自分が車を運転している。
インドは、秩序と無秩序、精神性と現実が同時に存在する国のイメージが強い。
今の自分の状況も、それに近い。
新しい挑戦を始めて、
やり方も正解もはっきりしない中で進んでいる。
ただ、重要なのは「自分で運転している」こと。
誰かに連れて行かれているのではなく、ハンドルは自分が握っている。
不安はあるけど、主体性は失っていない。
橋を登っている途中だったこと
車は橋を通り、しかも上り坂だった。
橋は「移行」や「転換点」の象徴で、
上り坂は「楽ではないが、成長を伴う道」を表す。
戻ることもできるけれど、
進むなら負荷がかかる。
今の自分が置かれている状況と、かなり重なる。
遠くに見えたピラミッド
インドなのに、なぜかピラミッドが見える。
場所の辻褄が合っていないのは、
まだ自分の中で目指すものが整理されていない証拠だと思う。
ピラミッドは、
時代を超えて残るもの、普遍的な価値、到達点の象徴。
それが「遠く」「かすんで」見えている。
今はまだ手応えも輪郭もないけれど、
自分が向かおうとしている方向性だけは、ぼんやりと見えてきている。
「この先は日本人は入れない」と言われたこと
渡航危険レベル4。
これは、
今までの安全な場所、慣れた立場、評論家でいられた場所から、
そのままの自分では進めない領域がある、という警告のようにも感じる。
国名が曖昧なのも、
未知であることそのものを表している。
車を降り、混沌としたマーケットに入る
最後に車を降りて、混とんとしたマーケットに入り、日本人と会話している。
これは、
計画や理屈では進めなくなり、
「現場」に降りてきた状態だと思う。
同じ日本人と話しているのは、
価値観を完全に捨てたわけではなく、
今までの自分も連れてきている、ということかもしれない。
それを読んで、
「前に進む覚悟ができていること」
「使える範囲でお金を使いながら、坂を上って挑戦している状況」
だと言われた。
正直、分析というより
「事実を言われただけだな」と思った。
混とんとしているのも事実。
今まで経験していないことをやろうとしているから、暗闇に入っている感覚もある。
これまでは、安全地帯から、
どこか評論家気分で他人や会社を批判している人間だったと思う。
でも、それが少しずつ変わりだしている。
その変化が、夢として現れたのかもしれない。
そう感じた夢だった。
