時代の変化やニーズの変化を感じることは、卒園式の看板前での家族撮影の様子からも明らかです。
数年前までは、スマホでの撮影も行われつつも、カメラマンが撮った写真を購入する人が多かったものです。
しかし、最近ではその傾向が大きく変化しており、特に今年は顕著になっています。
卒園式の看板前でスタンバイしていても、ご家族からの依頼があるのは数名だけという状況です。
一部の場所ではまだ購入が多いところもあるでしょうが、全体的には撮影や購入にあまり関心がなくなってきています。
この流れが止まることはないかもしれません。
卒園式のスナップ自体が不要になる可能性さえ考えられます。
集合写真に関しては、保護者や先生での撮影は難しいと思いますので、プロカメラマンが撮影することで対応できるでしょう。
しかし、その他の写真については、スマホで撮って満足する傾向が強まるかもしれません。
こうしたニーズの変化は避けられませんが、プロの写真家としては、写真の構図やクオリティの違いを理解してほしいと思います。
一生に一度の記念の撮影ですから、美しい写真で思い出を残してほしいというのが私たちの願いです。